最近の朗読状況と、朗読が国境を越えちゃった話

おとといは、小川洋子さんの一番新しい短編集「夜明けの縁をさ迷う人々」から、「涙売り」を読みました。楽器に関するお話なのですが、とても悲しいお話。いったい人間はどこまで、愛する人に奉仕できるのだろう。

夜明けの縁をさ迷う人々

夜明けの縁をさ迷う人々

この日のUstreamのチャットに、突然Studio14さんという方が現れて、すてきなmixを作ってくれました。

この時点では、日本人の方で、そのときなぜか英語しか打てない状況なのだろうと、みんな思っていました。音の切り出し方がとても自然で、しかもかなり感情を込めて読んでいたところだったので、違和感などまったくありませんでした。


次の日、私は小池昌代さんと、長田弘さんの詩集を読みました。

雨男、山男、豆をひく男

雨男、山男、豆をひく男

食卓一期一会

食卓一期一会

この日作ってくれたmix。長田弘さんの「孤独な散歩者の食事」。ルソーの生き方の最期の部分がちょうど取り出されています。

日本語はまったくわからないのですが、わたしの感情的な朗読がとってもおもしろい(…念のために書きますと、interestingという意味で)ということなのです。おもしろい!INTERESTING!!!!!

ちょうどお客様が一人だったので、拙い英語をむりやり喋っていました。朗読のあとのお祈りも、「ハッピーな明日を!」とか言って、よく考えたら向こう昼間じゃん!ちょうファニー!とか笑ってました。「午後の仕事がうまくいきますように、安全におうちに帰って、おいしいごはんとすてきなビールが飲めますように」と祈りました。

おもしろい!
HOW INTERESTING!!