夢と記憶

夢の中で
時間軸は交差して
混ざり合って
溶け合って
何も、わからなくなる。


子どもだった私
つい数年前の私
景色

ひかり


夢はいつもぼんやりとしていて
しばしば、嘘をつく。
そして記憶は書き換えられていく。
どんどん上書き更新されていく。


記憶なんて、幻に過ぎないよ。
たかが夢に、こうして乱されて変えられてしまうのだから。
すべて、幻に過ぎないよ。
記憶なんて、信じなくてもいいんだ。