使い古された また来る朝 を待って あたたかな布団にもぐろう。 ここには きみを痛めつける人はいないし 何より、きみが楽な思いをすることが だいじなのだから。 さあ、 もぐろう。 夢の海底まで ゆっくりと もぐろう。
朝 目覚めて 窓の光を浴びて背伸びをひとつして 怠惰なからだから怠惰なことばを紡ぎだして まどろむ時間が好き。 夜 眠る前に 睡眠薬で深く潜る毎晩の小さな恐怖を取り除いてくれる 電話口のあたたかい声に耳をすませて まどろむのも好き。
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