球体旅行

ゼリーのようにぷるぷるした球体に包まれて深い森の中をふわふわ浮いて進んでゆきたい痛くも痒くも無いバウンドしながら谷底まで落ちる目的地は無いから再びゆらゆらと漂うふかみどりことりこけむしたちのいとなみたおれたろうぼくやどりぎからす世界のすべてはどこかに集まっているようでそこは虹のねもとなどではなく彼しか知らないどこか