いこう

うるおいをもった だいちで
あさつゆにぬれた ざっそうと
たんぽぽのわたげ ふわりふわりとぶ
ねころがって ただ そらを ながめる
めをとじて ながめる


かぜのおと みずのおと からだのおと
ほほをつたい ながれるなみだの かんしょく
やさしく すべてのとがを あらいながすような
やわらかいかぜ ながれていく みず


いこい
わたしは いこいを もとめていた
いこい
わたしは いこいを じゅうにぶんにてにした
いこい
そらのあおのように すきとおるようなこころで
いこい
わたしは いこいから ぬけだしてゆく
いこい


そして、叫びたいのです。
行こう!
行こう!
と。


どこまでも行ける!
どこまでも!
どこまでも!