くらいへやで

ひとりのひとに
依存 することが
とても おそろしい

依存 は 闇 だ。

かんぜんに
よりかかれてしまえれば
それで、何もこわいことはないはずなのに、


かんぜんに
よりかかることは
できない。


うしなってしまったひとのことをくらいへやでかんがえるきっとむこうはあおぞらがひろがっていてそのひとはとてもしせいよくざくざくとあるいている


あの冬とおなじように
あの道とおなじように


ひこうきぐもがきらいだったことをいまくらいへやでおもいだしているこうえんのつちのにおいをかれはのかんしょくをかみしめている


ひとりでいたいのです
だけれども
ひとりでは いられないのです