存在

あなたの存在が
わたしが生きていること
にんげんとして
にんげんのおんなとして
淡く青白く発光しながら
生きていることを
より、リアルに近づける。


わたしの影は白に近いグレー
どんな眩しい陽射しもかなわない
地面からいつも少しだけ浮いて
夢遊病のように歩き回る


けれども
わたしはにんげんなのだから
あいされているのだから
しあわせにならねばなるまい。


リアリティを持ち始めた
生命という無意識。


すやすやとねむろう
すやすやと