2008-11-25 傲慢なこと もしかしたら 私ならば あの人を救えるんじゃないかと 思っていました。 悪いことはもうやめる あたたかい家庭をつくりたい そういう横顔がちらりと見えたので、 あの人の危険さも腹黒さも 長い付き合いでわかっていたのに どうして、 そんな傲慢なことを思ったのだろう。 ひつようとされたかった わたしは ひつようとされたかったのだ 孤独と飢えでがりがりと壁に爪を立てる 私の醜い何もかもは あの頃から少しも変わってはくれない