2008-02-26 自分探しについて 捜している自分とは 所詮 幻想でしかなく 虹の根元に 宝箱が埋まっているはずもない 重ねられた 幾層にも連なる 経験の 記憶 記憶も 所詮 幻想ではあるがしかし、 この 自らの中の地層を 誰にも渡すまい。 立っている。 私は ここに しずかに 二本の足で たたずんでいる。 木のように。 まるで、木のように。