2008-06-18 しろいひかり 今朝も私は しろいひかりを掴もうとする カーテンの隙間からさしこむ 淡くてもろいひかり「目のくらむような永い年月」が 若い私には想像もできないので ただ すこしだけ かなしくなるしかない すこしだけ。 しろいひかりが 片手の中にあるうちに ガラスの鳴き声や 少し不規則な寝息を 音楽のように 音楽のように ただ聞き流している てのひらの上から はばたいていってしまった しろい ひかり よ